神棚はどれを選んだら良い?神棚の種類を解説
神棚の種類は、細かく分類するとなんと50種類以上になるともいわれるほど、実はたくさん種類がある神棚。
「神棚に興味はあるけれど、どんな種類があるんだろう?」
「私の家にあった神棚って?」
それだけ種類が多いと、いざ神棚を飾ろうと思っても迷ってしまいますよね。今回はそんなみなさんのために、神棚の種類と選ぶ時のポイントについて解説します。
目次
伝統的な神棚
神棚と聞いて多くの方がイメージするのはいわゆる伝統的な神棚ではないでしょうか。
基本的な作りとしては前面に扉がついており扉の中にお札を収められるようになっています。小さな神社といった感じの外観で、中には伊勢神宮と同じ茅葺屋根のものもあります。
そんな伝統的な神棚にも様々な種類がありますが、大きく分けると主に2つの系統があります。
一社宮
1つ目は、お扉の数が一つの一社宮です。
一社宮(いっしゃみや)は、扉が一枚で、基本的にはお札を1枚おまつりするようになった神棚を指します。複数のお札をおまつりする場合は、位の高い順に手前から奥に御神札を重ねておまつりするようにします。
コンパクトな作りで場所をとらないため、神棚の設置場所が限られる方にもおすすめです。
三社宮
2つ目は、お扉が三つの三社宮です。
三社宮は扉が三枚で、本格的な神棚の造りといえます。中央に天照大神、向かって右側に氏神様、向かって左側にご自身が特に崇敬する神様のお札を並べるようにします。
お札を重ねることなくおまつりでいるので、お札を重ねるスタイルと比べると丁寧な印象を受けます。伝統的な設えにしたい方や、お商売をされている方、和室に神棚を設置されたい方におすすめです。
モダンな神棚
神社を模したような外観が特徴の伝統的な神棚に対し、より現代の暮らしにそった形の新しい神棚も多数出てきています。
置き場所をとらないコンパクトなサイズのものや、全体が丸みを帯びた柔らかなデザインのもの、反対に直線のみで構成されたシンプルモダンな印象のものなど形は様々です。
また、伝統的な神棚が無塗装のヒノキ等を素材としているのに対し、現代風のモダン神棚の中にはお手入れのしやすさやインテリアとの馴染みの良さを考慮して、家具などに使用されるような材料を用いて、塗装で仕上げたものもあります。
壁掛けだけでなく、棚の上などに平置きして設置できるものも出てきていますので、そのような神棚を選べば、賃貸等でも安心です。